ひろゆうの悠々ガン生活

直腸ガンステージ3a、手術で30cm切除、直腸温存、寛解?? 頑張らずに暮らしてみる

検査入院二日目 ~2017年末

せっかくの個室だが、ベッドは狭苦しいし、電動リクライニングがない ( ̄▽ ̄;)
ただし、しっかり寝た。


膀胱への浸潤がないか、MRIによる検査も追加。
すべての検査が終わり、担当医から説明があった。
ささっと大腸、狭いところ、ガンの絵(先生絵うまいなwww)を書いて
「直腸ガンです」
ここでもあっさり来た。
「大きなガンなのでそれを便とみなして頻繁に便意を催している」
「すでに閉塞のリスクがあるくらい腸内が狭まっている」
「通過可能なのは細いコード一本分くらい」
「肛門に近いほど難しい手術になるが、多分人口肛門にはならないだろう」


※今でこそ人口肛門というものを知っているが、当時の頭には人口肛門なんてものがあることすら知らず、聞いたところで肛門に栓付きの蛇口みないなものが付くイメージだった(おいぉぃ)。気を悪くしないでいただきたいが、本当に知らなかったのである。


「大きな病院で腹腔鏡手術を勧める」
「医大病院を紹介する」
「手術まで詰まらせないように薬を出す、食事も気を付けてほしい」
押し寄せる未消化状態の言葉の洪水。


職員とその家族に手厚い評判通り、あっという間に段取りが決まり、1/5に医大病院の検査予約となった。今日の検査結果はCD-Rにまとまっていた。

検査入院一日目 ~2017年末

麻酔を使うということで一泊の検査入院となる。


前日の21:00以降絶食、当日は1.8リットルの下剤を朝7時から200ccずつ10分ごとに飲み干す。幸いこういったものを飲むのは苦にならない。バリウムだって得意だ(笑)
内視鏡検査に先立ち麻酔を行うが、緑内障への影響を考慮した結果か、麻酔が効かない。結局普通に一定の痛みを伴う内視鏡検査となる。


内視鏡検査を終え、担当医から説明。
「直腸に悪性腫瘍があります」
あっさり告知される。そういうのっていきなり言うのね、最近は。
まぁ隠されると困るし、それはそれで良い。
「CT、造影剤による追加の検査を行います」
1泊する病室、個室に入る。


さすがに一人になると、ショックを受けた感じになった。
妻が訪れ「大丈夫大丈夫、しっかり検査してもらい~」と来たもんだ。


過日書いたようにあまり生に執着はしていないが、家族を養う責任はある。
子供が一人前になるまでは生きたいな、と思うと少し涙が出た。

ガン発見までの振り返り ~痛みが連日に

2017年12月中旬を過ぎると、ほぼ毎日痛みが出る。会社のトイレにこもる時間が増える。ただし排便量はわずか。


ここへきてようやく「検査しないといけないな」と考える。ホント遅いのである。 
年末の近づいた金曜日の退社後、妻が勤務している病院(けっこう大きい地元の総合病院)に行き検査予約を行う。


妻は勤務後残って待っていてくれた。


ここは病院職員とその家族に手厚い。早速次週が検査と決まった。
内視鏡検査は初めてだったので「いい年なんでお金で無痛検査可能ならそれがいい」と考え麻酔を使った無痛検査を希望した。


緑内障を患っているため、やや麻酔の制限が付くことがわかったが、あまり気にしない。
血液検査、体重測定、問診を行いその日は帰宅。
正直、検査することが決まるとホッとする。忙しい会社も休むのが心配なようなうれしいような。